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中国で働くある男に宛てた手紙
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親知らずの話を書くことにする。これを人に読まれると、+的なイメージがマイナスになったとしても、誤解をおそれることなく書くことにする。

ある日、歯がやりたい放題に痛み出した。「俺の顔をつぶす気か?」とおもえるほど激しく痛み出した。夜、床に付くことすら儘ならなかった。そこで、歯医者に行くことにした。所謂、町の小さな歯医者に。そうしたら、親知らずが虫歯になっているというではないか。しかも、その歯医者では治せないという。そこで、高尾にある医療センターにを紹介された。医療センターにバスを乗り継いで到着し、受付を済まし、2時間くらい待ちましたかねえ、航空外科ではなく口腔外科のマスターに呼ばれた。

診療時間3分。「あっ、これ親知らずが虫歯ですね。簡単なオペをしないといけないから予約をしてください。予約は一ヶ月先の○月○日からです。」予約は出来なかった。心の中で俺が拒否した。それにしても、簡単なオペとは何だ?

簡単なオペについて、親知らずの治療をした人に詳細を聞きまわった。「歯茎を切って虫歯を除去した」とか、「血まみれになった」とか、それはそれは身の毛もよだつ恐ろしい情報が耳に入ってきた。

俺は、スーパーテクで調べまわった。当時、最先端を誇るインターネットという優れもので。「親知らず 痛くない 治療」とか、親知らずと痛くないの間に半角をあけて、また、痛くないと治療の間に半角を開けて検索した。とにかく寝る間を惜しんで調べた。怖くてたまらなかった。

そんなことをして、10日ほどたったある日、「全く痛みを感じることなく親知らずの治療をした」という人に出会うことになる。「す、救われた。」。すかさず、その歯医者に予約をした。

治療の当日、ショウブシタギを穿いてのぞんだ。早朝から、山奥深くの滝つぼに入り込み全身を麻痺させた上で穿いたショウブシタギで。治療が始まると歯医者は大量の麻酔が入った注射器の注射針を歯茎にさした。しかも、小学二年生のときに体験した歯の麻酔の痛さとは雲泥の差。全く痛くないというのだ。口がしびれてきたところで、歯医者は思い切り虫歯をえぐった。あの音といったらなんだろう。頭の中を工事されているかのような「ガリガリガリっ」。表現できないのが悔しい。西城秀樹が感じたあれよりも悔しい。治療そのものに全く痛さがなかった。治療中、笑いがこみ上げたほど。

その1時間後、ラーメンを食べに行った。

1999年の話
snake1
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コメント
無題
俺は12年前、上の親知らず抜いたら鼻と貫通した。
ブロンズコーナーよりオチが面白いな。
【2008/09/13 18:58】 NAME[沸℃] WEBLINK[] EDIT[]


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1978/12/14
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